コンシェルジュからご挨拶

着物を着てみたいという憧れは、日本人であれば誰でもが持っています。
しかし、(私にも経験がありますが)何が必要なのか、何を知ればいいのか、どのぐらいお金がかかるものなのか、まったく知識がない初心者にとっては、着物は謎と闇の世界。
周囲にどなたか相談できる方がいればいいのですが、最近では家族も親戚も友達も、誰も着物のことは分からない。着物を着てみようという方にとっては、なかなか難しい世の中です。
残念ながら、多くの現代人にとって、これが実情といえます。

このたび着物コンシェルジュ・サービスを開始するにあたり、スタッフたちと「自分たちが初めての時にどうであったのか」について話し合いました。
 私の場合は、子供の頃からとても着物に興味を持っていて「いつかは着物が着られるようになりたいな」と憧れてはいましたが、実際に着物を本格的に始めようと思ったのは、28歳の時にジム帰りの青山の街角で、とても素敵な着物姿の女性をみかけたことからでした。

まったくゼロからのスタートでした。初めは、やはり着物というと値段が高くて、敷居も高いというイメージがあり、本を読んでもとんでもなく難解で、どこからどう理解していけばいいのかも分からない状態でした。
何も知らない私は、ある日勇気を振り絞って入った呉服屋さんで、店員さんに勧められるがまま高額な小紋を躊躇いもなくローンを組んで買ってしいました。それが生まれて初めて買った自分の着物です。
今現在、くるりで働く私としては、当時を思うと、「無知」の猪突猛進でした。

お店にたっていると、あの時の私のように不安そうにやってくるお客さまたちをお見受けします。私たちスタッフは経験者として、そういうお客さまの立場に立った接客を、心がけております。「何も分からない」ということが、決して恥ずかしいことじゃないと、私たちは自らの経験で知っていますからね。
「着物が着てみたい」と感じる誰でもが、このツールを利用して着られるようになっていただきたいと思っています。
私たちコンシェルジュも精一杯皆様のお力となるよう頑張ってまいります。

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